奥さんとリレー小説


田中「おっす!俺は田中翔太!俺は今、絶賛箒星先輩に追いかけられているところだ!」

永絆「田中くん突然何を言い出すんですか!?」

田中「なんでもない!ていうかあの人なんで追いかけてくるんだよ!」

永絆「知りませんよそんなこと!せっかくの休みでようやく本屋に来れたのに……」

箒星「永絆!どうして田中といるんですか!」

田中「だから偶然会ったって言ってるじゃないですか〜〜!」

永絆「田中くん、ここは僕が足止めするので田中くんは逃げてください」

田中「箒星先輩完全にエネミー扱いじゃん…」

永絆「箒星、僕まだ新刊買ってないので付き合ってください」

箒星「……田中はいいんですか」

永絆「めんどくさい女みたいになってますよ箒星。田中くんはこの後彼女さんと約束があるって言ってました」

箒星「……どこに行きますか?」

永絆「駅前のところがいいです」

 


田中「助かった〜〜〜!!三条今度ジュース奢ってやるからな!っうわ、すみません!……ん?」

夏月「あ、ごめんな!……あ!あの〜〜佐藤くん!」

田中「田中!」

夏月「それ!」

悠稀「…どうも……(永絆とよくいる奴…)」

田中「こんなところで会うなんて珍しいな〜何してるんだ?」

夏月「いや、こいつが」

悠稀「別になんでも…」

夏月「ゲーム買うから俺に持てってさ〜」

田中「へえ、俺もゲーム好きなんだ!何買うの?」

悠稀「PS2Xbox

田中「えっ…それ売ってる?」

悠稀「…実はこの奥に小さいおもちゃ屋があって、結構昔のも揃ってる。古いのだとスーファミとかセガサタとかゲームキューブもあって、ソフトも全然バグないし、隠れ家」

田中「お、おお…急に喋るな…」

夏月「で、それ重いから俺が荷物持ちってわけw」

悠稀「じゃあ、えっと…田中くん、また」

田中「あっうん!また!」

 

 

田中「にしても今日はほんとやたらと人と会うな……次あたりに清水とか来そうだな……」

日和「俺がどうかした?」

田中「っ!?清水!?!?」

智季「あ、鈴木先輩」

田中「田中先輩」

智季「そうそれ」

日和「で、俺になんか用?俺がどうとか言ってたじゃん」

田中「あぁーいや、さっき三条カップルと赤軍の奴らに会ってさ〜。次も誰かに会うんじゃないかって思っただけ。……お前ら2人で何してんの?」

日和「あー。えーーと…………ふふwデート♡」

智季「そーデートっす♡笑」

田中「笑ってんじゃねえか。でもそっかデート……さっき箒星さんに追いかけ回されて、これ以上カップルに関わりたくないから俺行くな。」

日和「普通に謎理由だけどバイバーイ👋🏻」

 


田中「はあー……なんだよどいつもこいつもデートデートって…俺だって伊波ちゃんとデートしたいっつーの……あ、あれは……梓先ぱーい!大和先ぱーい!!」

梓「?あっえーーと山本くん?」

田中「田中くんです。」

梓「そうその田中くん!どしたん?1人?」

田中「はい、まあ。お2人はデート中っすか?」

梓「そーなんよ〜!ももちゃんにお買い物付き合ってもろてんねん♡♡」

田中「へえ〜、何買ったんすか?」

梓「色々〜。えっとなぁ……あ!これこれ!この髪飾りなぁ、ももちゃんに選んでもろたんよぉ♡」

大和「梓に似合うと思ってな」

梓「え〜?♡もうそんなん言われたら今すぐつけたくなるやーん!><」

大和「付けてくれないのか?梓ならきっと似合うから早くみたい」

梓「ももちゃん……♡」

田中「(‘ᾥ’)」

 


田中「もうカップルはいい……」

松下「あれ?田中くんじゃん」

田中「その声…松下先輩…!!」

松下「わあ喜ばれてる〜どうしたの1人で」

田中「うっうっ…会う奴会う奴イチャイチャしやがって…」

松下「田中くんって謎に面倒事に巻き込まれるよねえ」

田中「好きで巻き込まれてるんじゃないんですよ!!」

透👩🏻「あ、痛っ…」

田中「!大丈夫ですか!?」

透「すみません…ヒール折れちゃったみたいで…」

田中「た、立てますか?」

透「ええ大丈夫、声をかけてくれてありがとうございました」

田中「お、お気をつけて…」

渉「透大丈夫!?そこのサンダル買ってきたんだけど」

透「うわだっさいなにその柄」

田中「!?」

透「ヒョウ柄とか流行んないよ…」

渉「かっかっこいいだろ!」

透「渉ほんっとセンスねーよな」

渉「戻ってる戻ってる」

透「あらごめんあそばせ」

松下「…人って見た目じゃわからないもんだね」

田中「ですね……」

松下「あ、そろそろ俺行くね。映画始まるから」

田中「松下先輩も映画観るんですね!?」

松下「どういう意味?…まあいいや、じゃあまたね」

 


田中「また1人になってしまった…」

藍「1人じゃないよお」

田中「うわ!!!?急に後ろから来るな!!」

藍「やっぱり田中くんだった〜!哀愁漂ってるな〜って思って突撃してきちゃった」

田中「お前哀愁漂ってる人全員に突撃してないよな…」

藍「するわけないじゃん!もう! ところでどうしたの田中くん。フラれて落ち込んでるの?」

田中「フラれてねーよ!!!暇だからブラブラしてただけ!」

藍「なーんだつまんないの」

田中「人の恋路につまんないとか言うな」

藍「あ!もう3時じゃん!ちょうどいいところにクレープ屋さん発見!じゃーね田中くん!」

田中「なんだあいつ…ってもう3時!?やっべ遅れる!」