箒星

箒星の母はシングルマザー。父親と箒星は会ったことがない。

4歳までめちゃくちゃ甘やかされて育った(母親がモンペ過激派)。

 

5歳になるとその年で辺境伯爵位を与えられる。この年から、母親が家に家庭教師や技術者を招き、その人達からいろいろなことを教えられるようになり、自由がなくなる。

騎士道、乗馬、剣術を中心に、座学にも手を抜くことは許されなかった。

「強くなってお母さんを守ってね」と言われ続けてきて、強くなければいけないと刷り込まれていた。

 

母親はこれが教育だと信じ込み、少しでも弱音を吐くと暴力やお仕置きをしてそれを許さなかったが、自分はどうしてこの子に手を上げているんだという後悔が後からきて、暴力をした後はこれでもかというくらい甘やかした。

 

外は危険だから、と家から一歩でも出ることは許されなかった。

 

箒星は11歳、もう精神的に潰されそうなときに母親が流行病で急死。同時に雇っていた人を全て解雇し、爵位も返還した。

12歳になる直前に、母親の弟の嫁の実家に(そこ以外に他に身寄りが無かった)住まわせて貰えることになり日本に行く。

 

実家は武道の名門だったのもあり、そこで、型にはまった敬語と武道(弓道、剣道、柔道、居合道、華道、茶道)を教え込まれる。

もともと素質はあったので上達するのは遅くなかった。

実家側の本音は、実質他人の箒星に小鳥遊の名を背負わせることで家を発展させようとした。 

 

御法に会って好きになるけど玉砕。距離を置かれて全部がどうでもいいやーってなる。

 

喧嘩吹っかけられてボコボコに返り討ちにしているところを下級生に見られてやばいと思ったのもつかの間、それに喧嘩の腕を惚れられてじゃあ何かするかってなって不良の道を歩き始める。

規則を正せと言われていた身寄りの家が煩わしくなり縁を切る。若菜は最後まで嫌がって泣いていた。ここから一人暮らしをする。

 

喧嘩、タバコ、酒、女やら裏事情にのめり込んでいった。楽しければ何でもよかった。

中3で秋麗との仲が急激に悪くなる。毎日冷戦状態だった。

 

高校1年、前に言った感じで秋麗と付き合う→別れる。同時に全部めんどくさくなって1人でいることが増えた。

 

夏、怠くて学校から抜け出そうとしていたら永絆くんに会う。

正直この時はまだ御法に対する未練タラタラだったからいろいろ持ち物があれだった。

 永絆くんに対して同情心が湧いたが、この時のことをつい最近まで忘れていた。

 

高校3年で永絆くんと再会する。

永絆くんには幼少の自分、優一さんには中学時代の自分に重なって見えるところがあると感じている。